ガンダムの父かく語りき。

・自分自身にも若い頃がありましたから想像がつくのですが,「私」が持っている不満,苦しみ,つらい気持ち,世間に対して分かってくれと思っている思いは,ほかならぬ「私」が苦しいだけに,「私」固有のものだと思っているアーティストが多すぎると思うのです。
・作品を発表する,表現するということの根本的な意味は,100万人に伝わる言葉遣い,100万人に伝わる表現方法を,スキルでもってアピールしないかぎり,絶対に伝わらないということです。

「だから,日本の深夜アニメはつまらない」ガンダムの父・富野由悠季氏の講演

規模が小さいながらお金と時間を割いて創作じみたことを行う時、どこに目標を設定していくかはけっこう悩むとこではある。自己卑下すればどこまでも自己満足の世界へ突き進めるし、少しでも志を持つならば違うゴールが見えてくるんだろう。エゴを極力排除した、良い意味で無難な作品を生み出せる領域というかスタートラインに自称クリエイターの方々の中で一体何人が立っているのだろうか。決意した瞬間、そこにいる人もいれば、何回経験しても浮き足立って五里霧中な人もきっといる。好きならばずっと続けて、糸口を掴む事はできるかもしれんが、好きになるかもしれない人が序の口で迷走する可能性は否定できない。ガンダムの父が語る境地に立つ、僕にとってそれは難しい事である、ということだけが分かりました。自分はアーティストじゃないけど。それが青春だったのかも。自分が未だにヒットチャート(笑)メジャー(笑)みたいな中2病的趣向なのは、自力の創作を頑張っている人を応援したいという気持ちも有るのかもしれないね。トレンドに鈍感になっているだけかもですが。