今はDipに飛び込む。


GWに購入した家具が届きやっとオーディオ関連を箱から出して設置できた。以前言及したTorq Conectivのシステム
天気が悪くて街の散策もあんまりする気が起きず、部屋で音楽聞いてダラダラ。
プライベートは本格的に自炊はじめてジム通って、家具もだんだん揃ってきて落ち着いてきた。
間接照明とか、観葉植物とか調べて、Flickrを眺めて部屋にどんなポスター張るのか考えたり、遊ぶ予定を立てたり。
学生のときほど情報収集のチャンスが減ってるにも関わらず、東京で取り入れなければならない情報は多くなる。

仕事のほうは、部内研修も終わって正式に配属グループも決まった。
日常的に英語のテレビ会議、海外出張あったりするようで今以上の英語スキルだったり、
企業での研究に必要な判断基準だったり色々な事が足りないと実感してる。
部署に新人1人なので、部内研修では多くの先輩とマンツーマンで色々な話をすることができた。
色々な先輩のキャリアプランについても聞けたし、アドバイスも戴いた。

キャリアプラン(=今後自分はどんな経験をしてどんな能力を高めたいか)は人それぞれだからねー、
なんて言われて核心に触れるようなことは誤摩化されてる気もする。
頭が固い自分は個別のケースにこだわってしまうから、
島岡氏が言及されていたある程度一般化されたキャリアアドバイスの方が応用きいていいのかもしれない。

何事も最初は新鮮で楽しい。ビギナーズラックも手伝いProductivity/Happiness(縦軸)も上がっていく。しかし、そのうち何事にも壁が訪れる。そこではProductivity/Happinessが極端に落ち、とても苦しく、誰もが辞めたい、途中下車したいと強く思う。これがDipである。

Dipは例えば、
・学歴・資格取得のための長期間の学習
・低収入(無収入)&重労働のトレーニング、インターン、下積み
・高度のストレス、重大な責任
・単調でクリエイティブでない仕事
・長期間の年功序列
・耐え難い職場の人間関係
・暗礁にに乗り上げた、なかなか結果のでないプロジェクト・事業
等々

そして、このDipで多くのひとがドロップアウトしてしまう。Dipを超えたものだけがScarcity(希少価値)を享受することができる。

したがって、Dipの途中で辞めることは、それまでに賭けた時間と努力を無駄にする。

自分の世界でトップになるためにすべきこと:Dip ハーバード大学医学部留学・独立日記

ただし、報われない努力(Cul-de- Sac)も世の中にはある。先にあるであろうDipを越えた時、自分の成果や価値が最大化されるような道を見極めることが重要だそうだ。報われない努力を続けりゃストレス耐性だけはつくだろうけど、結果がでないことを意図して行うのもおかしな話だし。

さらに、一歩進んで、

Dipのあるキャリア・パスを戦略的に選び、希少で交換不可能な「自分」をつくる。

そして、その場合のみ「将来のために今の苦労を厭わない」が正しいキャリアアドバイスである。

言うは易し為すは難し、ってやつで、最短距離で目指すところにはまだまだ到達できないかもしれないんだけど
まずは自分の小さな世界で一番になろうという新人の気概はもっていようと思う。