偏りつつあるバランスをもどすもの

あけましておめでとうございます。今年は実りの有る思い出や研究ができれば良いなあ。2008年一発目の記事は書いてる途中に消えてしまってげんなりしてました。
2日に高校時代の友人たちと飲む。ほぼ全員東京の学生で、一同に会するのは一年ぶりで、高校時代から個性的な連中だと思ってたんだけど、各々この一年は将来のビジョンが見えてきたって感じだ。一浪組で春から社会人となる面々がいる。オレの下宿先の近所に結婚を見据えて同棲する奴とか、某有名お洒落雑誌の編集者とか官僚になる奴。社会人になる連中は、就職でこれまでの積み重ねが有利にはならない分野に挑戦した連中が多い(てかオレ以外)。彼らの学歴だって極めててっぺんに近い連中で、自分が一歩引いてしまう感じで、就職でもなにもしなくてもチヤホヤされるだろうに。学生生活が続く連中も興味の対象が変わって学部を転向してたり、所属する集団の多くの人が採るであろう選択をとらず違った道を行く連中ばかり。
そんな彼らの話を聞くと、自分ように理系ならのほほんと院まで進んで妥当な業種へ就職するってのは地方大学の特徴なんだろうかね。自分も結構悩んだつもりだけど、それ以上に彼らは自分が本当にやりたい事を見つける為にこの一年模索していた様子。そういったエネルギーが湧いてくるのは環境(あっちは学内でも競争が激しい連中もいるんだよね。)のせいなのかもしれないけど、ゆったりまったりばかりしている一地方大学生としては、彼らの将来に対する熱、現状に対する問題意識から学ぶべき点は大いに有る。地方か首都圏かは人によるだろう。でも、たまに彼らと会うと定着しつつ有った自分の認識が良い意味で壊されて、成長の伸びしろがつく気がする。これまでは懐かしさばかり感じていたが、それぞれの人生が分かれてきた今だからこそ、そういった意味で彼らとの交流を絶やしては行けないなと思う。